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理事長挨拶

一般社団法人日本歯学系学会協議会
理事長 羽村 章

2018年6月27日に開催された本協議会社員総会にて理事に選任され、理事会に於いて理事長に指名されました羽村 章です。私は、日本歯科大学生命歯学部高齢者歯科学そして附属病院総合診療科に所属しており、一般社団法人日本老年歯科医学会と日本総合歯科学会の推薦を受け、本協議会の会員になっています。第4代の理事長として、前任者の業績を汚さないように、これからの2年間、本協議会のために尽力いたしますので、よろしくお願いいたします。

さて、本協議会は15年前の2003年に設立されました。設立趣意書には、「歯学の研究領域を網羅した歯学系全学会の連絡組織を設立して、研究者相互の情報交換と意思疎通を緊密にすることにより、国民の健康と福祉の向上に寄与する提言を積極的に発信する」としています。そして、国の科学振興政策に直接提言できる国の特別機関である日本学術会議歯学系研究連絡会と積極的に協力する」とも書かれています。設立時の志は定款第1章総則(目的及び事業)第3条に落とし込まれ、以下の様に書かれています。

第3条 本法人は、会員たる歯学系学会間の交流推進を図り、学術の発展に寄与するとともに、会員の研究成果を社会へ還元するための事業を行い、会員たる歯学系学会の社会的認知度の向上並びに国民の健康増進に寄与することを会員共通の目的として次の事業を行う。

  1. 歯学系研究・教育・医療の推進及びその成果の普及に関する行政、産業界及び国民への提言及び啓発
  2. シンポジウム及び研究会等の開催
  3. 広い視野を持った研究及び調査の推進
  4. 国際的連携・交流の促進
  5. 日本学術会議活動への協力
  6. その他この法人の目的を達成するために必要な事業

私は、本協議会の設立に貢献した先輩たちの志を受け継ぎ、役員の皆様と協力して粛々と事業を遂行して行きたいと思います。ただし今回の役員改正で、本協議会設立に関わった15名の方々は、理事者には一人もいなくなりました。則ち設立の志を、身をもって伝えられる人が理事者からは居なくなったことになります。15年の時を経て、会員数も飛躍的に増加しました。現在の会員数は設立時の倍の81学会で、この数は日本の歯学系学会のほぼ全てを包含しているといっても過言ではありません。本協議会も新たなステージに上るべきと考えていますので、継続すべきところは守り、変わるべきところは大胆に革新して行きます。

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