理事長挨拶
一般社団法人日本歯学系学会協議会
理事長 今 井 裕
平素より本法人の活動にご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。この度、令和6(2024)年6月11日に開催されました定時社員総会において、羽村 章前理事長の後任として第5代理事長に選任されました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
当法人は、「会員たる歯学系学会間の交流推進を図り、学術の発展に寄与するとともに、会員の研究成果を社会へ還元するための事業を行い、会員たる歯学系学会の社会的認知度の向上並びに国民の健康増進に寄与すること」(定款)を会員共通の目的とし、歯学のなかで日本学術会議(以下、学術会議)活動への協力を謳う(設立趣意書)唯一の学術団体であり、現在84学会と9つの賛助会員からなるわが国の歯学の各研究領域を網羅する連絡協議会です。
さて、当法人は平成15年9月先達により上記の理念を基に設立され、昨年で20年目と言う節目を迎えました。その間、学術会議の活動を支えるとともに、歯科における専門性の在り方、また歯科が抱える諸課題等に対し、アカデミアの立場から提言を発出するなどの活動を行い、その使命を果たして参りました。今期の執行部におきましても、引き続き加盟学会と連携し国民の健康へ貢献するとともに、歯科界のさらなる飛躍に向けて活動を前進させて参る所存です。
なお、この数年はコロナパンデミックによりあらゆる社会的活動が制限されたことにより、私どもの活動も広く行なうことは困難で、20年と言う節目を迎えての取り組みも残念ながら実施することができませんでした。そこで、まずこの特別な節目を迎えたことを機と捉え、設立時の原点へ立ち返るとともに、現在当法人が抱える課題と今後の在り方はどうあるべきか、今一度先生方のご意見を賜りその方向性を検討するとともに、これまでとはやや趣を変えた斬新な考えで運営に取り組みたいとも考えておりますので、ご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
最後になりますが、社員学会ならびに賛助会員各位の益々のご発展と、本法人に関わるすべての方々のご健勝を祈念申し上げます。